2012-02-25

紙飛行機体験会、無事終了。

今日は、13時から15時まで地元のホリデイ教室の一環で

紙飛行機体験会を開催してきました。

サンドブラスト体験会を2回やりましたので、

多少、子どもたちとのふれあいにも慣れてきてましたので

今回、3回目で紙飛行機体験会を開催しました。

21名(1年生~5年生まで)に写真の3機を飛ばして

もらいました。


左が組み立て式のキットカブⅢ(糸ゴムのカタパルト使用)

真ん中が折り紙飛行機(手投げ)

ホチキス折り紙飛行機(輪ゴム1個使用)

で、飛ばしてもらいました。



今回、開催にあたり製作は一切しておりません。と、言うのは

教室で製作、機体調整、飛ばし方をやろうと思うと時間や

製作精度によっては、ほぼ作るだけだったり、飛ばしても

飛ばないことが多いので、フライト体験のみとしました。

それでもやはり大変です。


競技用でないとは言え、絶対に飛ぶ飛行機でなければならないので

紙の乾燥と下処理は行い、狂いの少ない機体製作をしました。

折り紙飛行機も全て私が折りました。



天候の方が予報では、雨でしかも強風と屋外でのフライトはまず無理

だろうと・・・

場合によっては、屋内のみならば折り紙飛行機のみ製作もしようかと

運営パターンも色々と巡らしておりましたが、

奇跡と言うしかありませんが、朝目を覚ますと

雨は上がっており、風もない、もしやと思いましたが、そのもしやで

13時から15時までは、風もなく屋外フライトも行ける状態でした。

今は、かなり強風です。

これからの時期の天候は、降り、吹き、曇の繰り返しですね。



まずは、屋内の集会室で完成折り紙飛行機を手渡し

開いて形にしてもらい、少しだけ

調整箇所と方法を伝え、練習フライト後にフラフープを島に見立てて

そこへ着陸させたり、定番距離競技などを行いました。


この集会室の目の前は、役場駐車場になっており、かなり

広いので、次にここでホチキス折り紙飛行機を輪ゴムで垂直に

打ち上げ10~15mくらいでしょうか飛ばしてもらいました。

このとき子供たちは、上に打ち上げるとは誰も思っておらず

水平に構える子が多かったです。まさか、垂直に打ち上げたものが

そのまま飛ぶなんて思いませんからね。すげぇ~の声が連発して

ました。



そして、道を挟んで小学校校庭があるのでそちらへ移動し

組み立て式のカブⅢを飛ばしました。やはり、高さ滞空時間と

子どもたちの興奮はピークでした。最初に私がデモフライトで飛ばし

その後、一人ずつ飛ばしてもらいました。

デモフライトでは、先尾翼のカブⅢも持っていたので機体を

両方見せ、これ主翼と尾翼が反対についているけど飛ぶと

思う?と質問し、まさかと思う子どもたちの顔を横目に

飛ばしましたが、これが通常機のカブⅢより飛んでくれて

子供たちが追いかけ回していました。


カブⅢのフライト体験後にさらに飛ぶ飛行機を見て

もらおうと風の状況もよかったので530sでゴムをフルで

引いて飛ばし、圧倒的な獲得高度(でも30mくらいかな)を

見てもらいました。

ほんとは、自由機の垂直上昇機でバシュンと行くつもり

でしたが、体験会直前の練習のときに視界没してしまい

一機しかなかったので、530sでやりましたがやはり風は

あまりないとは言え場外ホームランでなくなりました。


その後、集会室に戻り感想を聞きながら、また機会があれば

やりましょうと言うことでお開きにしました。

私の狙い通り、今度は作りたいという子やキットが欲しいと

いう子もいて、次に繋がる感じでの終了となりました。

中には、1000円払うから完成機を下さいと言う子まで

出てきてこちらが驚かされました。


私は、以前から子どもたちと紙飛行機でふれあう場合には

紙飛行機は、「飛ぶんだよ」と言うことを前提に製作、フライトを

して欲しいと思っておりますので、今回の体験会は成功だった

のではないかと思っています。

体験教室や個人でキットを買って飛ばして、そこで飛ばなければ

紙飛行機は、飛ばないものだと思ってしまうので最低でも

パフォーマンスとしてでも紙飛行機の良く飛んでる状態を見て

もらう機会が多くあればいいなと思っています。


「良く飛ぶ」という状態も紙飛行機の経験のない方は、距離で

いえば、10~15m、滞空時間でいえば10秒も飛べば、すごい~

という反応をされますが、今日みたいな機会があるとその反応は

一瞬で更新されます。


私自身も今日、それを改めて実感しました。その狙いもあり、

機体を3種用意し、子どもたちの反応を見てましたが、やはり

驚きと興奮は、飛ばした機体の順番に比例してました。


これは、より長く高く飛ぶ飛行機が絶対良いというわけではなく

それぞれの機体の特性や好みなんかも照らしあわせながら

紙飛行機を楽しんで欲しいというものです。


近くに広い広場がなければ、530sなんかは難しいでしょう。

しかし、それぞれの紙飛行機の性能や特性を知っていれば

自分にあった紙飛行機の遊び方ができるので、興味を持って

もらう分には、今日のようなフライトのみの体験会は良かった

のではないかと思っています。

たまにしか更新しないので、今回は随分長い記事となりました。

これでまた、次の更新まで間が空くのかな~

4 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。
    お考えに大賛成です。カブⅣを親子で作って飛ばすイベントがよく開催されています。
    われわれが製作する場合は湿気対策や剛性確保の為にラッカー処理は最低やるわけで、
    変な落ち方をしたり翼をむんずとつかまれたりしたらひとたまりもありません。
    調整のため飛行会場でお手伝いしますが最後の頃はいじり壊して無残な状態でお持ち帰りです。

    準備が大変でしょうがサンプル機を提供する-飛ぶ飛行機を実際に飛ばしてもらう-この体験は必要だと思います。
    改めてお疲れでした!

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    1. ご無沙汰してます。今回は、天候に恵まれたので上手くことが進みましたが、風が強ければ当然、飛ぶどころか紙飛行機が舞うだけなので、そのときは、迷わずカブは中止するつもりでした。
      これからも地元でボチボチ展開する予定です

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  2. 0084@てんぱく2012年2月27日 14:43

    私も山本さんのお考えに賛成です。調整済みの飛ぶことが確認された紙飛行機で、初心者に紙飛行機が飛ぶことを認識してもらい、そして飛ばす喜びを味わってもらうことは、紙飛行機を普及させるのに重要なことだと思っています。近所の子供会などで紙飛行機の教室を頼まれることがありますが、短時間で製作から調整、飛ばしまでを指導するのは無理で、特に小学生などを対象にした時には興味を持ってもらうよりは失望させるのではないかといつも心配しています。これからは山本さんのようにまず飛ぶ喜びを味わってもらうことから始めてみたいと思います。

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    1. 0084さん、コメントありがとうございます。今回、カブは人数分用意したわけではなく、8機ほど準備し3人に一機くらいと思っていましたが、あまりの天候の良さにきっちり飛ばせば良く飛ぶことは分かってましたので、個々に無闇に飛ばすことはせず、21人に一人ずつ一回だけでしたが、一列に並んでもらい私とマンツーマンで飛ばしました。一回だけと物足りなかったと思いますが、それも次への興味に向かってくれれば良いと思ってます。一人一回ですが、21回分のフライトを見ることになりますので、自分の順番をワクワクしながらまってる子供たちの姿も生き生きとしていましたよ。

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